祝! トキトレイン!

トキめき鉄道の455・413系電車が新しくトキトレインとしてスタートしました。
おめでとうございます!

貴重になってきた国鉄形車両ですが、トキめき鉄道ではJR化後の初期のカラーリング、新北陸色に塗装変更して3月14日から再登場しました。

考えてみれば私たちの世代が上野駅を発着する急行列車の455系を見ていたのは東北新幹線開業前ですからもう40年以上前のことですよね。
ということは、50歳以下の人たちには思い出もなじみもないカラーリングということになります。
でもこの新北陸色は12年ぐらい前までは走っていたのですから、若い皆様方にとって見たらこちらの色の方が懐かしい。
今22歳の人が10歳のころまで走っていたわけでしょう。
子供のころの思い出としたら、こちらの色の方が懐かしいわけです。

自分が22歳だった時のことを思い出してみたら、両国駅でさよならSLを引いたC57を見るようなものですからね。
そりゃあ、懐かしいでしょう。

つまり、世の中はどんどん進んでいるわけですから、いつまでも国鉄色でもないと思うわけで、会社の若いスタッフにしてみたら、この色の電車を走らせてみたいと思うのは当然のことだと思いますし、それを実現させてくれたのが平井社長さんだということです。

素晴らしいと思いませんか?
これだけの人たちが乗りに来ているのですから。

私が子供のころ、すでにSLは幹線の優等列車から消えていて、ローカル路線で小さな列車を引いていました。
そのころ、大人の人たちは「お前たちは知らないだろうけど、SLは長編成の特急や急行を引いていたんだ。」と言っていましたが、時すでに遅く、私たちは間に合いませんでしたから、ローカル列車の短い編成を引くSLが私たちにとっての懐かしいSLなのです。

それと同じように、「国鉄時代はグリーン車やビュッフェを連結した長編成の急行列車だったんだ。」とおじさんたちが言ったところで、そんなことは若い人たちが知る由もありませんから、こじんまりとした3両編成のローカル電車が若い人たちにとっては懐かしい国鉄形なのです。

例えばこの写真は今から14年前に撮影した直江津駅に停車する455系ですが、今20歳の人が6歳の時の写真です。
30歳の人が16歳の時の写真です。

自分のころを思い出したら、若い人たちにとって見たらこの電車はとても懐かしい電車なのです。

だから、おじさんたちはこういう電車が走り始めたことを頭ごなしに否定してはいけないのです。
と、私は思います。

一つ懸念があるとすると、マーケットの範囲が狭いということでしょうか。
国鉄形、国鉄色というのは全国区なのです。

この色の電車は北は盛岡から南は鹿児島まで走っていました。
ということは、鹿児島で生まれ育った人も、東北で生まれ育った人も、もちろん東京や大阪で生まれ育った人にとっても、この電車は懐かしい存在です。
でも、新北陸色というのは福井、石川、富山、新潟の話ですから、この電車を見て懐かしいと思う人は国鉄形、国鉄色から比べるとかなり範囲が狭まりますから、マーケットが小さいのです。

克服しなければならないとすれば、そういうところでしょうか。

3月14日に運転開始した新北陸色ですが、その日を限りに引退した運転士さんがいらっしゃいます。

われらが坂(ばん)ちゃん、坂東(ばんどう)運転士さんです。
最後の乗務を終えて直江津駅に到着したところを平井社長さんがお出迎えです。
国鉄時代から50年近く列車の安全運行を支えてきた坂東運転士さん。
長い間お疲れさまでした。

ということで、トキ鉄の新塗色。
こういう電車が日本海側で走っていると考えるだけで、なんだかワクワクしませんか?

事前予約制でこんなお寿司弁当も車内で食べられるようですから、トキ鉄の企画スタッフは大したもんです。
私も負けないように頑張らねば。

皆様、トキ鉄のトキトレインを引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

久しぶりに乗りに行きたくなりました。

※今回の写真は朱孝さん、和泉克彦さん、山口将聡さんが撮影されたものをお借りして掲載いたしました。
ありがとうございました。