12系の夜行列車

今日はクリスマスイブですね。
皆さん良い夜をお過ごしのことと思います。

冬はやっぱり夜。
長い夜をどう楽しむか。
そうなれば言わずもがな夜行列車でしょう。

12月31日に今シーズン初の夜行列車を運転いたします。
今回はSLけん引で旧型客車6両編成。
120ボックスの座席に150名様のご予約をいただいております。
お二人参加という方が30組いらっしゃるということですね。

さて、年が明けますとSLが運休に入ります。
そうなると暖房が使えなくなりますから旧型客車での夜行列車はしばらく運転できないことになりますが、今度はブルートレイン夜行ということで、電気機関車が12系5両を引く夜行列車を運転します。

1月の運転日は予定ですが1月17日と31日。
皆様今からご準備くださいね。

今、食堂車「トレインダイニング・オハシ」を運転していますが、お客様からは座席が広くなって快適になりましたとご好評をいただいております。
12系の夜行もおそらく旧客から比べたら快適さは増すでしょう。
ただ、快適さを求める人は、そもそも論として夜行にはご乗車いただかないと思いますので、さて、どうでしょうか?

食堂車「オハシ」に乗ってから、そのまま夜行になだれ込むというのもありかもしれませんね。

さてさて、ローカル鉄道のイベント夜行列車ですが、昨今はいろいろな鉄道会社がやっているようですね。
ローカル鉄道だけじゃなくて大手も参入してきているようですが、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、こういうイベントの夜行列車を最初に始めたのは私です。

もう10年以上も前のことですが、いすみ鉄道でキハの夜行列車を企画した時には皆様方に笑われました。

「夜行列車って、いったいどこへ行くの?」
「どこにも行きません。大原と上総中野の間を3往復すれば朝になりますよ。」

こんな会話で当時の関係者の偉い人たちから笑われました。

「そんなんで客が来るわけないだろう。」と。

で、ふたを開けてみたら満席です。

その理由は観光鉄道としての夜行列車だからです。
それまでの一般的な夜行列車というのは、寝ている間に走って朝になったら目的地に着いているという夜行列車でした。
でも、今はそういう時代ではありません。

では観光列車とは何か。
目的地へ行くために乗るのではなくて、乗ることそのものが目的なのです。
だから、夜行列車もどこへも行かなくたっていいんです。
朝まで走っていればね。

当時のローカル鉄道の関係者の偉い人たちというのはこういうことがわからない。
そういう人たちが経営に携わっているからローカル鉄道はダメになるのですが、夜行列車を募集したらあっという間に満席になりました。

えちごトキめき鉄道へ移った後でも会議で「夜行列車をやりたい。」と言ったら座がシ~ンとなりました。
あれは2019年12月のちょうど今頃だったと思いますが、会社の幹部の皆さんは夜行列車などやったって絶対に埋まらないから、自分たちで乗らなければならない。
そう思って家族に「おい、今度汽車の中でみんなで寝るからな。」と言った人もいるようですが、それってJRの商売なんでしょうかね。
でも、その夜行列車ですが、売り出し開始から2分で満席になりましたからね。

つまり、需要というのは作り出すものだと私は思いますから、どういう商品を作っていくらで売りだしたら皆さんに買っていただけるかということを考えているのです。

ということで、12系の夜行列車ですが、とりあえず1月中に2本企画しています。
今、オハシに使うテーブル付きの車両をどういう取り扱いにしようか検討中ですが、わたし的には1ボックス1人で占有する夜行列車であれば、テーブルがあった方が良いと思います。
「朝から夕まで」という商品をトキめき鉄道の時にやりましたけど、やっぱりテーブルがあった方が、お弁当を食べるにも、お料理を並べてお酒を飲むにも、パソコンを開くにも好都合でしたから、令和の夜行列車としては面白いかもしれませんね。

今年も間もなく終わりですが、年内には1月の12系夜行列車の募集を出しますので、皆様ご準備のほどよろしくお願いします。

さてさてさて、今夜はクリスマスイブ。
私の隣にはワイングラスを持った美女がいて、
「ねえ、あなた。そんなブログなんて書いてないで、早くこちらに来てね。」
と言ってくれてたらいいんだけど。
そんな話は最近トンとご無沙汰で、残念ながらボッチで酒飲んでおりますが、会社の帰りにスーパーで鶏ガラを100円で買ってきまして、それで出汁を取って鍋にして楽しんでいる65歳独居老人のリア充であります。

皆様はどうぞ良い夜をお過ごしくださいまし。

メリークリスマス。

おいしくいただきました。

さあ、寝るとするか。