今日は商事部の研修会がありました。
商事部というのは大井川鐵道の一翼の担う大切な部署です。
鉄道会社というのはJRのような大きな鉄道会社でも運賃収入以外にお金を稼いでいく必要があります。
阪急や東急や西武も昔から鉄道運賃収入以外で大きなお金を稼いできました。
大井川鐵道も50年前にSLの保存運転を始めた当初から、お土産品をはじめとしていろいろな商品を販売してきていまして、会社の大きな柱となっています。
そこで、今日は販売の第一線に立つ売店や車内販売のスタッフに参加していただいて、商事部の管理職者から販売研修会を実施いたしました。
私も参加させていただいて勉強させていただきました。

午後2時に始まり、4時までたっぷり2時間、意見交換も含めてコミュニケーションをとらせていただきました。
皆さん自称昭和の美女軍団。
わが社の頼もしいスタッフです。
大井川鐵道の商事部は新金谷と千頭駅の売店、車内販売、そしてイベント販売を担当していますが、例えば新金谷駅の売店は来るたびに売り場のレイアウトが変化しているのにお気づきでしょうか?
先日、私も驚きましたが、千頭駅の駅蕎麦が、山の中の駅にもかかわらず、とてもおいしいのをご存じでしょうか?
それは、私たちの仕事は、お客様に楽しい思い出を作っていただくお手伝いをすることだからです。
だから、同じものを売るにしても、スーパーマーケットのような日用品を売る商売とは違うからです。
うちのスタッフは、そういうことをきちんと理解していて、さらに日々研鑽を積んでいるのです。
そして、会社としてはそういう優秀なスタッフの方々に、きちんとした商売の極意を教えることで、さらに上を目指すべきだと考えています。
販売というのは売り上げを上げることです。
でも、今の時代、ガツガツと利益ばかりを目指していたら、すぐに悪評がたってしまいます。目先の利益ばかりを追う姿勢では社会的な評価も得られません。
つまり、お金は大事ですけど、最初からお金お金と言っていると、お金は逃げてしまいますから、まずはお客様に良い商品をお届けして笑顔になっていただくこと。そして、その後にお金が付いてくるのです。
これが商売です。
ということで、皆様、明日からもよろしくお願いいたします。

さて、今日は事務所で仕事をしていたら窓の下から蒸気を吐く音が聞こえてきました。
おや? っと思って外を見ると検査が上がったC10が試運転のようです。


静岡らしいお茶娘のヘッドマークを取り付けて、新金谷と金谷の間を行ったり来たり、試運転が行われました。
SLというのは検査の時に足回りなどの走行装置を全部取り外します。
そして最後組み立てるわけですが、何百という部品を組み上げた時に、それぞれの部品がしっかりと協調しあって稼働するかどうか、入念なチェックが必要です。
1つでもおかしいところがあれば機関車は故障してしまいます。
そこで、今日は10回以上も行ったり来たり。
で、私は商事部の研修会に出ていまして戻ってきたらさっきと様子が違っていました。
何が違っていたかというと・・・


ヘッドマークが変わっていたのです。
このヘッドマーク、大井川鐵道のビッグボスの似顔絵です。

ビッグボスとはこの方、SL修繕チームの総責任者の松本さんです。


どうです?
似てるでしょう?
大井川鐵道の車両チームはSL班、客車班、電車班に分かれていて、それぞれ力を合わせて仕事をしてくれていますが、みんな技術者の集まりですからとにかく器用なんです。
こんなヘッドマークをちょちょいのちょい!っと作ってしまうのですから。

ちなみに今日の試運転ではこんな札を付けていました。
お客様は一人もいない試運転ですよ。
にもかかわらず、だれも見ないのにお手製の札をしっかりとつけているのは、機関車への愛情ですね。
ふだんは無口で黙々と仕事をしていますが、その仕事中の様子など、Facebookのファンページで時々公開していますから、皆さんご覧になってください。
いいチームですよ。
車両の下で油にまみれながら真っ黒になって働いてくれている縁の下の力持ちですが、見かけたら声をかけてあげてください。
多分、返事はしてもらえないかもしれませんが、それは無視しているのではなくて、恥ずかしくて何と返事をしたら良いかわからないからです。
職人気質ですからね。
ということで、SL列車も間もなく復活いたします。
皆様どうぞご期待ください。
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