キマロキってご存じですか?
もう、知ってる人はたぶん全人口の1パーセントもいないかもね。
鉄道ファンだって知ってる人は少ないでしょう。
キマロキ
機関車(キ)+マックレー車(マ)+ロータリー車(ロ)+機関車(キ)
除雪列車の編成をそれぞれの頭文字を取って、キマロキと呼んでいました。



この写真が名寄本線の線路跡に保存してあるキマロキ編成です。
豪雪地帯で大雪の時に列車を止めてこういう除雪列車が走っていました。
昭和40年代ごろまでですかね。
もちろん東京出身の私は見たことがありません。

この名寄本線の廃線跡に保存してあるキマロキ編成ですが、その保存を未来につなげようとクラファンが立ち上がっています。

と、ここまででしたら一般的な車両保存のクラファンと同じなのですが、このクラファンはそうではなくて、実は札幌の大学生たちがこの保存に係わっていて、彼女らが鉄道の歴史の重要性を理解して、こういう鉄道の歴史の生き証人であるキマロキを将来的につないでいこうと取り組んでいるのです。
キマロキの記憶を繋ぎたい!~パンフレットリニューアルから未来へ~(音威子府村若手まちづくりグループ nociw* 2025/05/12 公開) – クラウドファンディング READYFOR
今年65歳の私が話でしか聞いたことがないキマロキですから、たぶん、あと10年もすれば忘れ去られてしまうと思います。
もちろん経営危機の鉄道会社が積極的に取り組むことは期待できません。
そういう中で、若い人たちが北海道の発展に、大きく言えば日本の発展に寄与してきた鉄道の歴史を後世に伝えるべく取り組んでくれているのですから、私は素直に応援したいなあと思うのです。

SLの話になると、お爺さんたちがああでもないこうでもないというのが定番ですが、それはそれとして次の時代に語り継いでいかなければならない歴史ですが、じゃあ、具体的にどう動くのかとなると、お爺さんたちにはその方法がありません。
こうして、若い人たちが地域と一緒になって取り組んでいただくことで、先人たちの功績を未来に繋いでいくことができるのではないでしょうか。
名寄本線と言えばこの映画が有名ですね。
短編映画ですが、私は確かVHSで持ってたような気がします。
よろしければ下記リンクからご覧いただき、その上でご支援をお決めいただいても遅くは無いと思います。
こういう歴史をきちんと未来に繋いでいくのは、おじさんやお爺さんたちではなくて、若い人たちなのです。
おじさんやお爺さんたちにできることは、彼らを支援することぐらいじゃないかと思うのです。
皆さん、頑張ってください。
▼クラファンはこちらです。
キマロキの記憶を繋ぎたい!~パンフレットリニューアルから未来へ~(音威子府村若手まちづくりグループ nociw* 2025/05/12 公開) – クラウドファンディング READYFOR
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