昨日は会津若松市で開催された会津を拓く講演会に出席してきました。
泊まったホテルのネット環境が調子悪かったためブログの更新ができませんでしたが、私は元気ですのでどうぞご安心ください。

左から会津若松商工会議所の澁川会頭、遠藤喜多方市長、室井会津若松市長です。
実は今、会津若松市を中心とした沿線自治体では観光列車を作ろうという話があって、どんな列車にしようかと思案中のようなのです。
ただ、私としては、行政の人たちというのは観光列車を作ることが目的となる傾向があって、出来上がった観光列車をどうやって末永く運行して行こうかという発想がありませんから、そんな感じで観光列車を作ってもまともなものはできません。
ということを市長さんたちに直接申し上げているのです。
昨年と一昨年の2回、えちごトキめき鉄道の雪月花を只見線に乗り入れをしたことで、周辺自治体の皆様方の観光列車への機運が盛り上がっているようですが、例えば雪月花のような天井までガラス張りの列車が走ったら、皆さんさぞかし素敵だと考えるでしょう。でも、天井までガラス張りの列車と言うのは今の時代の日本では夏は灼熱地獄、冬は寒さとの戦いになります。そういうことを想定してエアコンの容量をきちんと考えておかないととんでもないことになるのですが、電車じゃなくてディーゼルカーですから運行上の制限がかかるのです。
そういうことをきちんと設計段階から考えておかないと、見た目がいくら良くても運行に苦労するわけで、だから皆さん、クルーの作業動線を含めてあとあとの運行まできちんと考えておかないと、形作っても魂が入りませんよ、というお話をさせていただきました。

会津若松市、下郷町、磐梯町、柳津町、三島町、金山町、会津美里町、南会津町、只見町、西会津町、会津坂下町、昭和村、喜多方市、会津摩耶町、福島県会津地方振興局、福島県南会津地方振興局、福島県生活交通課などなどの首長さんはじめ、幹部の方々がたくさんいらしていただきまして、皆様方の前でお話をさせていただきました。
実は私はこういう観光列車の運営を大井川鐵道の事業として引き受けることができないかということを考えていまして、というのも、運転士さんだけ出していただければ、あとは企画から営業宣伝、集客、運行までのノウハウはすべて持っていますから、お仕事としてご用命いただければ、予算次第ではSLだって持って行って走らせることができるのです。

ということで、会津と言えばこの方、星賢孝さんの話もしまして、

もちろんトーマスの話もしました。


でも、会場の皆様方が一番驚いていたのは食堂車「オハシ」。
だって、昭和20年の古い車両にテーブルを取り付けただけで食堂車になるのですからね。
何億円というお金をかけて新しい車両を作る必要など全くないのです。
ということで、皆様方にご注目をいただいている食堂車「オハシ」ですが、3月中旬までの運転日にアソビューで予約ができるようになりました。
先着順でお席がご予約いただけます。
すでに満席の日も出て来ていますので、どうぞお早めにお申し込みください。
皆様方のご乗車をお待ちいたしております。
▼アソビューサイトはこちらからどうぞ。
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