今日は食堂車の2日目。
朝、東海道線の静岡-掛川間が運転中止となりまして少々焦りましたが、お客様は時間までに全員ショウアップされまして、36席満席での運転となりました。
ということで、本日の食堂車のお客様の中からこのブログへの出演をOKしていただきました方々です。
今日も川根温泉笹間渡駅での窓を開けて立ち売りのおじさんからアイスクリームを買う(引換券)というのが大人気で、昭和の時代は当たり前だったこういうことが、今はできなくなりましたから、これがいわゆる「体験」なのです。
お客様は皆様大満足のご様子でした。
でも、実はこの食堂車には難点が一つあります。
それは何かというと2人掛けということです。
トキめき鉄道の雪月花はこの点がよくできていて、おひとり様でも参加できるようにカウンター席がたくさん設置されているのですが、齢80のこの車両の内装に手を付けるわけにはいきませんので、ボックス座席をそのまま利用してテーブルを付けているのですが、ということはおひとり様で参加すると「相席」になるということなのです。
上の写真も満席の車内ですから、2人並んでお座りのお客様の中にも実は全くの他人という方がたくさんいらっしゃいます。
お席の割り振りはこちらの方でさせていただいておりますので、お乗りになって初めて「こんにちは」となるわけです。
この点が私たちからすると難点ではありますが、実際にご乗車されたお客様を見ていると、皆さんすぐに意気投合されていたり、会話を楽しまれていたりと、思いの他抵抗なく受け入れていただいている様子でした。
考えてみれば昭和の時代の食堂車も基本的には相席で、全く知らない人と一緒に食事をするのが当然と言えば当然でしたし、知らない人がいるのに平気でタバコを吸う人もたくさんいましたから、まぁ、言ってみれば「相席」というのも昭和の文化なのでしょう。
思い出すのは関西の大学を受けに行った新幹線の中で、私は食堂車へ行きました。
当時ですから0系の食堂車で、富士山が見える側が壁だったのですが、そこに窓が付いて食堂車からも富士山が見えるようになったとか言っていたように記憶しています。
その食堂車の中では当然相席で、出張のサラリーマンのお兄さん(多分30代後半ぐらい)が、カレーライスを食べる私の目の前でビールを飲みながら煙草を吸っていました。
私が受験に行くというと、「これからの時代は君のような若者が背負って立つんだから頑張りなさい。」というような会話があったと記憶していますが、たばこの煙の中で食べた食堂車のカレーライスも、今となってはよい思い出です。
航空会社に入ってからも、出張の時には新幹線で行きまして、その頃はもう100系になっていましたが、2階建てのグリーン車でビールを飲んだ記憶があります。
その時は今度は私がタバコを吸っていましたけどね。
ということで、大井川鐵道の食堂車「オハシ」は、奇数人数でご参加の場合は相席となります。でもタバコは吸えませんよ。
車内は禁煙ですから。
先頭の機関車がモクモクと煙を吐いていますが、おタバコは吸えませんのでご了承ください。
禁煙車と言えば只今「禁煙車Tシャツ」の入った福袋を発売中です。
先頭の機関車が煙を吐いているというのに車内禁煙とはこれ如何に。
実は車内にもうっすらと煙が入ってきておりますが、人間様は煙を吐いてはいけません。
お申し込みは大井川鐵道のオンラインショップまで。
完全受注生産品で、12月25日締め切りとなります。
ご希望の方はどうぞお早めにお申し込みください。
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もちろん大井川鐵道は食堂車だけではありません。
トーマスも元気で走っていて、今日は満席の列車もありました。
駅前のプラザロコでは縁日イベントも開催中。
写真はビンゴ大会ですが、たくさんのお客様で盛り上がっていました。
トーマスは25日までの運転。
縁日も25日まで開催していますので、皆様どうぞお越しください。
本日ご乗車いただきました皆様、ありがとうございました。
次回食堂車は1月中旬以降を予定しております。
決まりましたらまたこのブログ、大井川鐵道Webサイトにてお知らせさせていただきます。
どうぞご期待ください。
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