赤組さんと青組さん、あなたはどちらですか?
中にはピンクとか橙組さんもいらっしゃるかもしれませんが。
紅白歌合戦の話じゃありませんよ。
飛行機のお話です。
私はここ30年ぐらいずっと赤組です。
ほぼほぼ青組は利用しません。
ほぼほぼというのは、全国の航空路線の中には青組しか飛んでないところ、あるいは赤組しか飛んでないところというのがありまして、そういうところは仕方なしに青い飛行機を利用します。
例えば稚内とか大館能代とか鳥取からの便とか。
そういう時は青組さんの飛行機を利用したりしますが、それ以外は飛行機の時間に合わせて自分の予定を変更してでも赤組さんを利用しています。
青組、赤組、どちらでも大差はありません。
かつて嫌な思いをしたことはあるにせよ、単に独断と偏見と個人の好みとマイルの積算の優位性やラウンジや優先搭乗のオファーで選んでいるだけです。
つまり、会社の囲い込み戦略にまんまとはまっているだけなのです。
でもって、まぁ、そうですね。
ネットを開いてもほぼほぼ赤いページが出てくるわけで、いつも見ているページですから操作性という点でも使いやすいわけで、サクサク検索ができますから予約もそちらでとなるわけでして、結果としてただ何となく、いつものように、自然に予約を入れているだけなのです。
だからもしかしたら何かのきっかけで、ひょんなことから青組に鞍替えするかもしれないというのが本当のところで、つまりお客様というのはそういうものなのです。
常連のお客様がある日を境にパッタリ来なくなる。
そういうことってあると思うのです。
こういうことを「浮気」というかどうかは微妙なところでして、なぜならば浮気というのは倫理感が問われるからですが、乗る飛行機をどちらにしようかなというのは、これは倫理感なのでしょうか? と言われると、いやいや、そうじゃありませんよね、ということになるでしょう。
でもね、利用する航空会社の鞍替えも「浮気」も何かしらそのきっかけになる状況というのもあるわけで、つまり、「もういいかな」と思える瞬間があって、そういう時に、「うちの方がサービスが良いですよ。」と言われたりすると、「じゃあ、一度そちらへお邪魔しましょうか?」となるのが人情というもの。
その、「もういいかな」というのはたいていの場合浮気をする側ではなくて浮気をされる側に問題があることが多い。
つまり、手を抜いているとか、お客様を大切にしないとか、「まあ、こんなもんでしょう。」「これで上等じゃないですか?」というような扱いを受けたときに、そういう気持ちになるのが事の発端だと私は思うのです。
で、何が言いたいのかと言いますと、今、私は実は「たまには青組さんのお客になってみようかな。」と思っているわけでして、それはなぜかと言いますと、こういうおもしろい商品を見つけたからなのです。
この間、菊川産業祭でお隣りにブースを開いていた富士山静岡空港さんがこんな商品を販売していました。
ときどきコンビニでも見かけていたのですが、「青組」じゃなくて「青グミ」。
この商品を見たときの第一印象は、「へ~、こんな商品を出すような会社なんだ。」ということ。
なんか面白そうじゃないですか?
こういう商品を出すような会社なら、時には乗ってみようかなと思うじゃないですか。
意外と大事だと思いますよ。
私はグミを食べる習慣はありませんが、若い人たちがグミ大好きでしょう。
ということは若い人たちを囲い込む戦略なのかなあ?
そうすれば将来ビジョンが開けますからね。
いつもいつも赤組を利用していると、サービスの変化というのにも気が付くようになります。
一時期、どん底から這い上がろうとしていたころはサービスも一生懸命さを感じてましたけど、最近は何となく少し手を抜いていると言ったら人聞きが悪いかもしれませんが、「この程度で良いのではないでしょうか。」というサービスになってきている気がしているのも事実でして、これはまぁ、いつも利用しているからわかることですから、利用していない青組さんのサービスの変化は知る由もなく、一言で言えば隣の芝生ということなのでしょうけど、サービスというのはお客様に「手を抜いたな」と思われることは絶対的に避けなければなりませんから、どん底から這い上がって我が世の春を迎えたとしても、決して手を抜いたり、「こんなもんで十分でしょう。」と思われるようなことがあってはいけないと私は思いますよ。
ということで、ハードディスクの中からこんな写真を引っ張り出してみました。
たかだか10数年前ですけど、懐かしいなあ。
やっぱ、たまには予約を入れてみようかなと思う今夜であります。
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