新潟県は大丈夫です。

お盆の帰省シーズンですね。

田舎へ帰る人だけじゃなく、都会の人がどこかへ出かけたいと思うのもこの季節。
例年なら臨時列車大増発で、鉄道も飛行機もにぎわうはずですが、今年は閑古鳥が鳴いているようです。

コロナか、経済か?

難しい選択と言われていますが、とりあえず新潟県は大丈夫のようです。

今日、知事のこんな記者会見がありました。

お盆の帰省、一律制限せず(新潟日報)

新潟県でもPCR検査で陽性反応が出ている人、感染している人、発症している人などいらっしゃるようですが、感染経路がわかっているケースがほとんどのようで、節度をわきまえた行動をすることを条件に東京や大阪から帰省したり、県をまたいで移動することを制限しないと発表されました。

ただし、発熱していたり、あるいは自分の行動履歴に不安があるような人は帰省しないでほしいということです。

発熱はわかりますが、「自分の行動履歴に不安がある人」とはどういうことなのか?
つまり、クラスターとなっているような所へ出入りしていたり、危なそうな人と接触したことがあったり、「やましいところがあるとか、思い当たるふしがある人は自分でわかるでしょう。」ということですね。

では、東京や大阪の人が新潟へ行くのはどうなんでしょうか?

発熱がある人は当然として、思い当たるふしがある人も来ないでいただきたいということはご理解いただけると思います。

でも、私はいつも思うのですが、「東京の人は東京タワーには登らない」という原則があるんです。
つまり、東京の人はあまりクラスターとなるような盛り場に出入りしないのではないか。
そういう盛り場に出入りするのは東京の人というよりも、地方から旅行や出張で東京にやって来て「せっかく東京に来たんだから。」と言って遊んでいく人たちなのではないでしょうか。

だから、二次感染と言われている今の状況を見ても、東京の人間が地方へ行って広めているというよりも、東京に出張や旅行で来ていた人たちが持ち帰って広まった傾向があると思います。
東京の人たちを擁護するわけではありませんが、東京生まれで東京育ちの私としては、まあ、池袋は地元でしたが、銀座や歌舞伎町に入り浸るわけでもなく、クラスターとなるようなお店に出入りするようなこともあまりないんじゃないかと思うのです。まして、こんな時期ですからね。

逆に自分が出張や旅行で例えば札幌へ行ったとすれば、「せっかく来たんだからすすき野で飲もうか。」とか、福岡へ行ったら中洲へ行こうと思うし、沖縄へ行ったら国際通りで飲みますからね。

だから、本当に危ないのは東京や大阪の人間が地方へ行くのではなくて、地方の人が都会へやってきて、「せっかく来たんだから。」と言って不用意に繁華街に繰り出すことではないかと思うわけでして、そういう人たちが大都市で感染して自分の町へ帰って、そこで発症するという構図こそ避けなければならないと思うのです。

ということで、東京や大阪の皆様方はどうぞ新潟へいらしてください。
そして、新潟でたくさんお金を使ってください。
でも、新潟の人たちは東京や大阪へ遊びに行くのはやめてください。

そうすれば感染が広まるリスクを抑えられるばかりではなく、「入るを図って出ずるを制す。」になりますから、地域経済への貢献になるということなのだと、私は思うのであります。

お盆の旅行は、新潟でお待ちしております。

都会の皆様、たっぷりお金を持って新潟へいらしてください。(笑)