観光ってのは食ですね。
これは、実にあたりまえのことなんですが、食事難民になることって結構あって、この間の車内販売じゃありませんが、面倒くさいからやめます。儲からないからやめます。という特急列車では食の確保が難しいですから、そういう列車には乗らなくなるし、まともな食堂もないところは、観光地といったってお客様の滞留時間が短くなって、つまりはせっかく観光客がやってきても、お金が落ちない仕組みということになるのです。
さてさて、いすみ鉄道では、真冬のこのシーズンオフにもいろいろとやってまして、まずはもう5年になる冬の間の車内での朝食サービス。急行1号限定ですが、朝9時に大原駅で指定席をご購入いただき急行1号にご乗車のお客様へ、12席限定ではありますが、車内で朝食サービスを実施しています。
昨日と今日の状況ですが、昨日が8名様。今日が12名様の満席。2日間で24席中20席にご乗車いただきましたので、ある意味需要を創造できたのではないかと思います。
このお食事サービスのコンセプトは、冬のこの時期、まだ暗いうちに家を出られていすみ鉄道へいらっしゃるお客様へ、心づくしのおもてなしということで、航空会社の近距離国際線の機内食の雰囲気をお楽しみいただこうと、アテンダントのお姉さんたちが一生懸命やってくれているんです。
こんな感じのお食事サービスです。
基本的にワンボックス1名様の指定席販売ですが、朝の9時でこの乗りですから、真冬のシーズンオフとしては上出来でしょう。
(写真は「いすみ鉄道ファン」の川田さん撮影)
考え方としては、300円の指定席料金をお支払いいただいたお客様へ、お食事を提供するということは、300円でお食事を買っていただくことと同じです。だから、このミールサービスのコストは300円。つまり、行って来いなんですが、でも、シーズンオフにお客様にいらしていただき、急行券と乗車券を購入していただきご乗車いただけるのですから、私はこれで良いと思います。
これが午前9時の急行1号ですが、同じころ、大原漁港では「港の朝市」が開かれて、こちらはこちらで大賑わいです。
今ちょうど地だこ祭りがおこなわれていて、寒風の中でもとても賑わっています。
私はというと、こんなものを見つけましたので、さっそくいただいてみました。
たこしゃぶです!
コンロが用意してありまして、たこしゃぶセットを購入して、
しゃぶしゃぶです。
これが半端なくウマイ!
「たこしゃぶなんか・・・」って思うでしょ。
私もそう思ったんですよ。
でも、半端なくウマイ!
追加でいすみ豚のぶたしゃぶもできるし、
そのいすみ豚の煮込み汁もあるし、
珍味のたこのタマゴもあるし、
大原駅前の酒蔵、木戸泉の酒粕を使った甘酒もあるし、
とにかくおいしい朝市なのです。
そして極めつけは、いすみ鉄道の伊勢海老特急イタリアンコース。
現在冬の特別メニュー開催中で、本日は24名様にご利用いただきました。
ご夫婦でいつもご乗車いただいている杉山さんカップルにご乗車いただきました。
杉山さんは、全国のグルメ列車に乗られていらっしゃいますが、「いすみ鉄道が一番!」とおっしゃっていただき、うれしい限りです。
本日はテレビカメラも密着取材。
もちろんこの方もグルメとして忘れることはできませんね。
国吉駅のタコ飯も、この寒いのに頑張ってくれていて、テレビの取材を受けていました。
どうですか。
いすみ鉄道は「おいしいローカル線」です。
そして、地域の皆様方も、商売繁盛で、ローカル線でおいしい思いができれば、みんなにとってローカル線は美味しい存在になる。
ミールサービス、朝市、伊勢海老特急イタリアン列車、そして名物駅弁。
全ての皆様方にお楽しみいただけるように、ローカル線グルメ、各種取り揃えております。
真冬のいすみ鉄道にぜひお越しください。
とにかく、おいしいんですから。
最近のコメント