ついこの間まで



こういうシーンはついこの間まで見られたような気がします。
これは山陰本線とのと鉄道で2006年ごろに撮影したキハ28・キハ58を使用した列車。
こういう車両はJRにとってはお荷物で、地域にとっても早く新車が欲しいと思っていたのでしょうけれど、今思うと「宝物」ですよね。
いすみ鉄道沿線で、首都圏色になったキハ52と急行色のキハ28が2両編成で走っていることは、歴史的に見てもすごいことだと思いますね。
こういう素晴らしさを一人でも多くの人に理解していただくためには、やっぱり田舎の古い駅や何もない風景の中を走ってこそなんで、そうすると田舎の良さも理解していただけるし、若い人たちがローカル線い思いを馳せる時代になると、博物館をわざわざ作らなくても、鉄道というものが、文明だけじゃなくて、文化になるんじゃないでしょうか。
花粉症で霞んだ私の目には、28・58が目の前を走る光景が、今でもそこにあるように見える今日この頃です。