立ち往生した車両を線路に戻し移動させる作業に予想以上の時間を要してしまいましたので、年末年始にかかってしまいました。
事故原因の究明は調査の方々に委ねることですが、いすみ鉄道では線路の復旧、復旧後の検査、試運転という作業を経て運転開始となる予定です。
復旧作業はお正月明けからの開始となることから、現時点では不通区間の運行再開がいつになるかという目処は立っておりません。
しかしながら、いすみ鉄道としては1月の初旬のうちには何とか全線での運転再開にこぎつけたいと考えております。
それまでの期間は列車は総元駅で折り返し運転を行い、総元駅から上総中野駅までの区間はバスによる代行運転となります。
今日は始発列車から総元駅で代行バスと接続する運転を行いましたが、混乱もなくほぼ定刻で運転することができました。
明日以降の運転情報の詳細につきましてはホームページにてご確認ください。
さて、昨日の深夜までかかった脱線車両の復線、移動作業が終わり、今朝、現場へ行って状況確認をしていると、何名かの地元の方々が現場の踏切のところへいらっしゃいました。
昨夜は深夜まで作業でお騒がせしてしまいましたので、お詫びを申し上げると、地元の方は、
「いつもありがとうね。頑張ってくださいね。」
と声をかけてくださいました。
さんざんご迷惑をおかけしているにもかかわらず、こう声をかけていただけるということは、地元の方々は本当にいすみ鉄道を大切に思っていてくれるんだなあと思い、感謝の気持ちでいっぱいになります。
この時期でも、駅の花壇には花が咲いていて、雑草も処理してあるところが数多くあります。
そういう点を見ても、いすみ鉄道沿線の皆様は、いすみ鉄道を大切にしてくれていて、自分たちでできることを率先してやってくれているんです。
そういう地元の皆様方の期待にこたえる意味でも、1日も早く復旧し運転開始することはもちろんですが、再発防止策を立てて実施していこうとの決意を新たにしました。
また、この時期は地元の高校生や地域のお年寄りなどの利用はほとんどなく、東京方面など地域外からのお客様が多くいらっしゃっていますが、皆様方からも温かいご声援をいただきまして、感謝にたえません。
いすみ鉄道は、日本全国の皆様方から応援していただき、ご支援をいただいているということを再認識いたしました。
来年はこの決意をもって、安全輸送を徹底させて行きたいと考えます。
皆様、今年1年間本当にありがとうございました。
そして来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
モーターカーと共に上総中野駅に封印された事故車両。
全線開通まで当面この状態となる予定です。
とりあえず、事故車両の移動が完了し、バスによる代行運転も2駅間のみで、混乱もなく動いておりますので、落ち着きを取り戻しました。
このまま年を越すことになりそうですが、皆様方に幸多い年となりますようにお祈りしてこようと考え、私はこれから出雲大社へ初詣でに出かけます。
新しい年もいすみ鉄道をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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