九州運輸振興センターが主催する 「九州運輸コロキアム」 という会議に講師としてお招きいただき出席してまいりました。
この会議は九州全体から運輸業、倉庫業など、広く運輸関係の会社の代表が参加する討論型会議で、特に九州は離島航路などの海運事業が発達していて、日本全体の三分の一を占めるようで、交通という点では日本の中でエッセンスのように凝縮されている独特な地域です。そんな重要な会議に、私が講師として出席するなんて、とにかく驚いた次第ですが、皆様の前で一時間半にわたり、一生懸命お話をさせていただきました。
いすみ鉄道のようなローカル線は、過去の積み重ねの延長線上に未来はないわけで。前例にとらわれず、前例のないことをやっていかなければならないのですが、そういう意味では、房総半島のいすみ鉄道の社長が九州全体の運輸業界のVIPの方々の前で講演をさせていただくというのも前例がないことで、私としてはチャンスをいただいたつもりで頑張ってまいりました。
主催者の方にお話をお伺いすると、通常70名~80名様程度のご参加のようですが、今回は120名様以上のお申し込みをいただいたとの事。
ありがたいことです。
ちなみにどのような会社の方々がいらっしゃっていただいたかというと、JR九州はもちろん、九州内の第3セクター各社、北九州高速鉄道、九州郵船、日本通運、日本郵船、西日本鉄道、島原鉄道、熊本電鉄、筑豊電鉄、野母商船といった会社の社長さんや取締役の方など経営幹部の方、九州運輸局の佐藤局長さんをはじめとする幹部の方々、福岡県、長崎県、佐賀県、宮崎県などの県の代表の方などなど、とてもこのブログではご紹介しきれませんが、こちらとしては、どなたが誰なのか存じ上げませんでしたが、かなり緊張するコロキアムでした。
皆様、私のつたない話をお聞きくださいましてありがとうございました。
これだけの有名な会社が集まる会議ですから、いすみ鉄道に出資したいという会社が1社ぐらい出てきても良いですよね。そうすれば、東京から1時間のところに立派なPR拠点ができますから。
昨日ご参加いただきました皆様、よろしくご検討くださいますようお願い申し上げます。
開催に当たりましてご挨拶をいただきました九州運輸局の佐藤尚之局長さん。
ふだんなら口も利くことができないような雲の上の方ですが、実に気さくにお声をおかけいただきました。
JR九州第2代目社長(1997~2002)で現相談役の田中浩二さん。
私は以前からJR九州の観光列車を参考にさせていただいております。特に肥薩線の人吉―吉松間のような「何もない」ところを見事に再生させているところはスゴイですね。いすみ鉄道ではJR九州の観光列車をパクらさせていただいております。
私がそう申し上げると田中相談役は目を細めていらっしゃいました。
ご本人を前に「パクってます。」と言う方も言う方ですが、
相談役ぐらいの大物になると、私などはやんちゃ坊主なんでしょうね。
頑張りなさい。とご声援をいただきました。
ありがとうございました。
思わず、記念に1枚パチリ。
会場にはたくさんの皆様方がお越しくださいました。
講演の最中、振興センターの職員の方が撮影してくれた写真です。
九州運輸局の局長さんはじめ、要職の方々の前で、700万円の公募運転士の話をするなんて、大胆ステキな私です。
でも、自分でチャレンジする姿勢のうちの運転士さんたちは、職業に対するモラルがとても高く、社内の雰囲気もとても良くなっているんです。
前例のないことをやらなければね。
いすみ鉄道には子供たちがたくさん来ます。
私たちが子供だったころ、鉄道に乗るとワクワクしましたよね。
そういうワクワク感を、今の子どもたちにも与えたいと考えています。
なぜなら、そういうワクワクした経験のある子どもたちにこれからの日本を作って行ってもらいたいから。
それが、今生きている大人たちの役目なんです。
だから、建設当初の役割りが終わっていたとしても、ローカル線は必要なんです。
これが私のまとめです。
台風が上陸して天候が悪い中、たくさんの皆様方にお越しいただきましてありがとうございました。
今後ともいすみ鉄道をよろしくお願いいたします。
(さあ、これで九州全土にいすみ鉄道の名が知れ渡ったぞ。)
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