乗務員訓練列車

いすみ鉄道では今、乗務員訓練生の乗務訓練が行われています。
もう、ほとんど完成に近い状態で、今日は本番の試験に向けた模擬試験が行われました。
この模擬試験には大多喜―大原間で臨時列車を使用し、実際の試験と同様に、審査が行われます。
駅と駅との間を決められた時間で走ることができるか。(秒単位です!)
カーブごとに設定された制限速度をきちんと守れるか。
徐行区間をきちんと徐行速度で走れるか。
簡単なようですが、訓練生自身は速度計は見ることができないように塞がれていますから、1キロ単位で速度を合わせ、所要時間を守り、停止位置にピタリと、決められたブレーキ操作(2回ブレーキ3回ゆるめ)で、ショックなく停車できるか、ということは至難の業なのです。
でも、そういう厳しい訓練を卒業しなければ、列車の乗務員になることはできません。
そして、合格することができたとしても、社長である私としては、最低でも合格後半年間は見習い運転士として、指導運転士の監督の下で業務を積ませなければ、ひとつの列車を預けることはできないと考えています。
それが、人命を預かり、列車を運転するということなのです。
航空会社でも鉄道会社でも安全に関しての考えは全く同じ。
そして、常に技術を積み上げていかなければ、安全は維持できないのです。

[:up:]鉄道部長、運輸課長の審査を受ける訓練運転の様子。
そんな厳しい訓練でも受けてみたいという方はそろそろご準備ください。
来年度の訓練生の募集を現在計画中です。
年内にはご案内できると思います。
もちろん資金のご準備も必要ですが。
若干名の募集です。