どうして自由席? どうしても自由席!

上りのこだま号が品川を出ると車内にアナウンスがありました。

「この電車は東京駅到着後、折り返しのひかり号となりますが、ただ今入りました情報によりますと、ひかり号の自由席にご乗車になるお客様で、到着ホームが身動きが取れない状態になっているとのことです。
1号車から5号車のお客様は、前方にお進みいただき、6号車より前の車両の出口からお降りいただきますようご案内いたします。」

今日は帰省ラッシュのピークだと言われていましたが、東京駅15番線に入った列車の窓から見ると、確かにひかり号の自由席車となる1~5号車付近は身動きできないほどの混雑ぶりでした。

のぞみが全車指定席になって、そのあおりをひかりが食らっているのでしょうか。

しかし、なぜ自由席なんでしょうか?

皆様は自由席派ですか?
それとも指定席派ですか?

私は指定席派です。
名古屋ー掛川間程度なら自由席に乗ることもありますが、東京往復するときは指定席ですね。
こだまは指定席の数が少ないので、いつも指定席は混雑していて、自由席の方が空いているときもありますが、同じ指定席でも7号車のS-WORKシートはガラガラのことが多く、隣に人が来ることはあまりありません。

これ、今日の上りのこだまですが、指定席は満席でグリーンも混雑していましたが、7号車はこんな感じでした。

ていうか、どうして皆さん自由席に乗るのでしょうか?
年末年始の旅行は急に決まったものではなくて、ずっと前から計画している人が多いと思います。
昔なら事前に駅まで切符を買いに行くことができないとか、変更する可能性があるということがありましたが、今の時代スマホ1台あれば駅の窓口に並ぶこともなく、自分で座席表から好きな座席を選べるし、急に変更になっても問題なく対応できます。

だから私としては不思議なんです。
どうしてこの混雑する年末の帰省のピーク時に、わざわざ並んで自由席に乗るのでしょうか?
ということが。

金券屋さんで自由席回数券のばら売りを買うからでしょうか?
自由席の方が数百円安いからでしょうか?
昔の周遊券のように自由席にしか乗車できない割引切符を使っているからでしょうか?

どうもそうは思えないんですけどね。

ホームの自由席乗り場で順番を待っている人も、駅の切符売り場に並んでいる人も、皆さんスマホ世代でスマホ片手に並んでいるのですから、「並んでいる時間にそのスマホで切符買えますよ。」と思うんですけど、不思議だなあ。

私の友人の水鳥さんが撮影した今朝の東京駅の指定席状況。
毎年こういう状況になるのは皆さん良くご存じのはずですが、なのにどうして事前にスマホで席の手配をしないのか、私には不思議であります。

特急列車の自由席というのは、昭和40年代に赤字を抱えた国鉄が、もっと特急列車に乗ってもらうための一つの方法として、それまで基本的に特急は全車両指定席だったものが、「L特急」という名前で多くの特急列車に自由席を付けて、安い急行列車を減便して特急列車を増発したところから始まっていますが、その頃は特急というのはまだまだ高根の花で、学生などは急行列車の混雑する自由席で床に新聞紙を敷いて座っていったものですが、そんな常識は今の人たちにはないと思います。
その証拠に高速バスだって基本座席指定で、その座席はスマホで買うのが今の時代当たり前でしょう。
中には2席並びで押さえておいて直前に隣の席をキャンセルして、自分の隣に誰も来ないようにするなどというテクニックを使う人までいるというのに、どうして鉄道だとネットを使わずに自由席がごった返すのか、不思議ですねえ。
青春18きっぷを使うような倹約派の人たちはそもそも新幹線のホームには居ないですからね。

ということで、大混雑の中、帰省された皆様、お疲れさまでした。

しかし、東京駅で到着列車の乗客が下車できないほど自由席車両のホームが混雑してるって、いったいどんな状況なのか。列車を降りてからちょっと見に行こうかと思いましたが、杖ついた爺さんが野次馬根性でご迷惑をおかけするのも申し訳ないので、よしておきました。

東京生まれで東京育ちの私には年末年始の帰省ラッシュはとんとご縁がありませんでしたので、田舎がある皆様をうらやましく思う反面、帰らなければならない人は大変だなあと思います。

私は地方へ帰られる皆様方とはコースが逆ですが、やはり暮れに帰るとなると孫たちのお年玉やお土産などいろいろと物入りですから、私の財布は痩せる一方で、つまるところ大変さは皆様方と同じであります。