団体臨時列車

今日はトーマスのEL代走急行が6両編成でした。

ふだんは5両で走っているのにどうして?

そう、その編成が団体臨時として使用されたのです。

明治大学付属中野高校の皆様方の団体臨時列車でした。

ふつう修学旅行というと列車に乗って遠くへ行くのでしょうけど、本日の皆様方は観光バスでいらして大井川鐵道の列車で1往復。
車内で駅弁を食べるというコースです。

そう、窓が開く車両で駅弁を食べるなんてことが、今の時代はできませんから、修学旅行として実にふさわしいのであります。

SLは整備中で動いていないのですが、秋の観光シーズンになりまして団体臨時列車が毎日のように走っています。
私の印象ですが、団体のお客様は蒸気機関車とか電気機関車ということはあまり気にされていらっしゃらない方が多くて、そもそも、機関車ってのがなんだかわからない時代になってきていますから、「SLが故障して電気機関車なんです。」と説明しても「????」の方が多いですね。

逆に、「何が違うんですか?」と聞かれることもしばし。

「先頭の機関車が煙を吐いているかどうかですね。」

とご説明申し上げるのですが、なんだかよくわからない様子の方がほとんどのようです。

間もなく12月14日を迎えると国鉄のSL廃止から50周年ですが、ということは当時20歳だった方々が70歳ですからね。
北海道や九州に最後までSLは残っていましたが、都会からは昭和45年ごろには消えていましたから、まぁ75歳以下の方はほとんどSLに乗車された経験などないのかもしれません。

令和7年というのは、もうそういう時代なのかもしれません。

大井川鐵道では団体貸し切り列車のご用命をいただきました際には、ご要望に応じてこのように先頭にヘッドマークを取り付けて走らせるサービスを行っております。
もちろん有料なのですが、これがなかなかの人気でして、オリジナルのヘッドマークを取り付けて走らせた後は、取り外したマークを主催者様へお送りしています。

これがなかなかご好評でして、「えっ? そんなことができるのですか?」と驚きと喜びをいただいております。

ということで、明日はまた別の団体列車が走ります。

SLは修理中ですが、何とか営業を頑張って売り上げを上げていこうと必死になっております。