鉄道事故調査報告書

昨日、国の運輸安全委員会から鉄道事故調査報告書が発表されました。
これは、平成25年12月28日に西畑―上総中野間で発生した脱線事故の原因を究明し、再発防止を促すためのもので、以下の通りの内容となっております。
運輸安全委員会ホームページ(ここをクリックしてください。)

いすみ鉄道脱線事故調査報告書(ここをクリックしてください。)

事故調査報告書全文(ここをクリックしてください。)
事故原因と推測されるのは、老朽化した枕木が線路を十分に支持できていなかったためという内容ですが、この報告書が最終報告として出される以前から、事故調査委員の方々のご指摘により、問題個所はもちろんですが、それ以外の箇所でも、順次緊急工事を行い、以下のような改善をしており、すでに工事が終了しております。
1:コンクリート枕木への置き換え(240本)
2:急曲線での脱線防止ガードレールの設置(5区間、1140m)
以上がこの脱線事故を受けて再発防止の観点から昨日の報告書が出される以前に自主的に工事を行い、すでに終了しているものです。
この他に、通常の枕木置き換え工事として、平成26年には1209本を交換済で、今年度は979本の交換工事を実施中です。
いすみ鉄道では、輸送の使命は安全が最優先であるという方針に基づき、今回の報告書の内容を真摯に受け止めて、これからもお客様に安心してご利用いただけるように安全運行に努めてまいります。
今後とも、いすみ鉄道をどうぞよろしくお願い申し上げます。