夜の汽車旅への誘(いざな)い

この企画の話をした時に、周囲の人達は冷ややかな目線というか、呆れ顔というか、「馬鹿じゃないのこいつは」という顔をされました。
その時私は「これは行ける」と思ったのです。
なぜならいろいろなビジネスプランで、みんなが「それは良い企画だ。絶対成功するよ。」と口をそろえて同意してくれるような企画は、実はありふれていて、誰もが考えられるということですから、なかなか成功しないのですが、「そんな話聞いたことがない。」というようなものであれば、逆に成功の可能性があると私は考えるからです。
それが、「いすみ鉄道で夜行列車を運転します。」というイベント企画。
26.8km、50分の路線で夜行列車なんて、と思われるでしょうが、今の時代、「夜行列車で目的地へ行く」という需要はもうありませんが、「夜行列車に乗ってみたい。」という需要はあるはずで、まして、それが昭和の時代を代表する車両で、定員わずか40名ほどで、年に数回となれば、人気が出るのではないかと考えました。
今年2月と5月に実施したところ、大人気で、インターネットでは売り出しから数時間で完売するほどの反響をいただきましたので、秋の夜長をたっぷりとお楽しみいただこうと、11月に2晩この夜行列車を運転する計画を立てました。
運転日は11月2日、23日の2晩。
明日10日、15時からの発売です。
詳細につきましては いすみ鉄道ホームページのトピックス欄 にてご確認ください。
この企画は旅行商品ですので、乗車券、急行券ではご利用いただけません。
ホームページからお申込みいただく必要があります。
プランはロングシート、1ボックス2人、1ボックス専有とご用意いたしましたが、昭和の座席夜行列車の再現ではありますが、昭和のころのようにぎゅうぎゅう詰めの夜汽車ではなくて、ゆったりと足を延ばしてご利用いただけるプランです。
なお、撮影タイムや夜鳴きそば(未定)、車内販売等は前回とは多少異なりますので、予めご承知おきください。


秋の夜長に響くDMH17の音。
この良さがご理解いただける皆様のご参加をお待ちいたしております。