誰がためにベルは鳴る

大原駅に発車ベルを設置しました。
JRになってから駅で列車の発車を知らせるベルは電子音やメロディーに変わり、昔ながらのベルはすっかり聞くことがなくなりました。
いすみ鉄道では、この昭和の雰囲気を奏でる発車ベルを大原駅に設置し、ジリリリリリという音が駅構内に鳴り響きます。
というのも、大原駅に売店を設置した関係で、お買い物中のお客様が列車に乗り遅れることを防ぐためで、昔の駅ならの発車ベルで、お客様に列車が発車することをお知らせいたします。
この発車ベルは社長の私が国鉄の廃品を自宅で個人的に所有していたもので、いすみ鉄道の大原駅でやっと日の目を見ることができました。
最近の若い皆さんには火災報知機などの非常ベルに聞こえるかもしれませんが、昭和の駅ではこのベルが鳴り響くホームで、別離のシーンが演出されていたものです。
発車ベルは、運転士が状況を見て適宜使用しますので、聞くことができればラッキー!
いすみ鉄道はこんな小さなところにも幸せを見つけることができるローカル線です。


右の壁の上の方についているのがベルです。
※明日は大阪へ出張のためブログはお休みさせていただきます。