皆様、サイモンズカードをご存知ですか?
数あるポイントカードの中で、今、もっとも注目されているのがサイモンズカード。
どのようなポイントカードかと言うと、失効ポイントが地域社会に還元されるカードなのです。
10数年前に航空会社で始まったマイレージポイントカード。その後、カード会社、量販店から田舎の商店街まで急速に普及しましたが、大きな問題点は失効ポイントの処理。
どのカードも、一生懸命お客様が貯めたポイントが失効してしまうと、すべて没収という形で、カードの発行会社が吸収してしまいます。
私は以前からこの失効ポイントがカード会社に帰属してしまうことに疑問を持っておりました。つまり、発行したカード会社が猫ババしてしまうことになりはしないかと。
航空会社をはじめ、量販店など、カードにポイントを付けることでお客様の囲い込みを行いますが、はじめから失効ポイントを計算に入れているところがあるようで、発行ポイントに見合う金額の引当金を準備しているところはありません。
私は、ポイント失効というのは、お客様がポイントを使用する権利を失うことであって、権利を失ったポイントを発行企業が猫ババしてもよいものではないと、ずっと考えていました。
そんな時、ひょんなことからサイモンズカードの話を聞いて、社長さんにお会いする機会がありました。
去年の暮れのことですが、お会いして、社長さんと意気投合して、わずか5分で、いすみ鉄道もサイモンズカードを導入することを決めてしまいました。
意気投合した理由?
それは、サイモンズの社長さんは日本航空の出身で、JALのマイレージカードシステムを作られた方だったからです。
私も同じ航空業界出身ですから、マイレージのシステムなども共通の認識があり、社会的な問題点である失効ポイントの処理についても意見が一致しました。
日本の猫ババ式ポイント失効システムは、世界的には規制対象の流れにあり、企業は発行ポイント分の引当金をきちんと第3者機関に積み立てなければいけなくなる動きが世界的な動向になってきています。
経済や経営を大きな見地から見ると、田舎の商店街のポイントカードなども、近い将来、それもものすごく急速な動きで立ちいかなくなることが目に見えていますが、なかなかそのことを理解してもらえるのは難しいのが現状です。
ならば、つべこべ言う前に作ってしまえ! ということで、いすみ鉄道では現在、サイモンズに加盟して、オリジナルのポイントカードを準備中です。
どんなカードになるかは、本日、いすみ鉄道ファンのtassさんにばったり遭遇し、すっぱ抜かれてしまいましたので、いすみ鉄道ファンのブログに掲載されている写真をご参照ください。
世の中を活性化するということは、良くしていくということです。
動きはゆっくりかもしれませんが、確実に良い方向に前進しています。
失効ポイント猫ババカードはもうそろそろ考え直しましょう。
いすみ鉄道が発行したポイントカードの最大の特徴は、もしお客様がポイントを失効されて、使用する権利がなくなった場合、その失効分のポイントが全ていすみ鉄道に入るというもの。
そうすれば、たとえ失効してしまっても、大事に貯めた皆さんのポイントがいすみ鉄道を通じて社会の役に立つのです。
すごいでしょう。サイモンズの社長さんの考え。
詳しくは、サイモンズカードで検索してみてくださいね。
カードの発行はゴールデンウィーク明けを予定しています。
どうぞご期待ください。
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