今日は12時から都内で仕事でした。
9時すぎに静岡を出て10:41東京着。
タクシーで20分ほどの場所ですから余裕で1時間前に到着すると思っていました。
雨は昨日の夜から降っていて、でも、それほどでもなかったのでこちらものんきに構えていたのですが、乗った電車が三島駅に着くとそのまま動かなくなりました。
「山陽新幹線の広島付近で大雨のため、東海道新幹線はしばらく運転を見合わせます。」
車内アナウンス。
言葉は丁寧だけど容赦ないとはこのことで、どうにもならん。
いろいろ検索すると、どうやら在来線は動いているようで、乗り継いで行けば東京までたどり着けそう。
でも、到着予定時刻が12時50分と出てる。
間に合いませんよねえ。
「現在のところ運転再開のめどはたっていません。」
ふと窓の向こうを見るともう1本列車が停まっている。
「のぞみ」だ。
この駅で追い越される予定の「のぞみ」が追い越し用の線路に停まっているのでした。
「こだま」なら駅に入れるけど、こういう時に「のぞみ」はどうしょうもない。
車内で缶詰め確定です。
その点「こだま」はありがたい。
状況によっては駅間で停車するかもしれないけど、この夏から2度目の運転見合わせは2度とも駅で停まった状況です。
まぁ、ラッキーなのかな。
イレギュラーの時はまず飯を食え。
これ、航空会社時代の教え。
「腹が減っては戦ができぬ」
ってやつね。
で、私は早速ホームの売店で弁当を買って来て腹ごしらえ。
最近はSワークシートに乗っていて、隣は誰も来ないから快適です。
弁当を食べ終わってホームを見たら何だか知らないけど長蛇の列。
あれあれあれ?
「運転再開のめどはたっていません。」
というアナウンスを聞いてホームの売店で食料を仕入れようとする人たちです。
さっき買った駅弁屋でも、「売り切れ」表示続出。
ほらね、やっぱ先手必勝なのよ。
でも、売店に並ぶ皆さん、商品を持ってる。
まずお店で商品を選んで、会計するのに長蛇の列なんです。
日本人はまじめだなあ。
外国だったらそのまま持って行かれちゃうよ。
日本は良い国だ。
インバウンドの皆さんもこういうところを見習ってほしい。
などと思いつつ車内でボーっとしてる。
何だかスマホもネットもつながらないのです。
みんなやってるからかな。
私の車両は7号車。
「こだま」は6号車から先が自由席なので、皆さん乗ってきて自由席だと思って座ってる。
まぁ、空いてるんだからいいんじゃないですか。
そう思ってみていると自由席のお客さんにとってはなんだか違和感があるらしく、車内の表示を見て、「あっ、ここ指定席よ。」と気づいて後ろに去っていく。
そういう人が何人もいるんですけど、空いてるんだからいいんじゃないですか?
すると、彼女を連れた若い男性がSワークシートのPの窓際に彼女を座らせて何やらスマホを操作。
なかなかつながらないらしくしばらくスマホと格闘してたけど、彼女に、「この席取ったから大丈夫だよ。」ってニコリ。
EXでサッとこの列車のこの号車の座席を予約して、彼女に「どうぞ。」
何だかカッコいいねえ。
男はこうじゃなくちゃ。
そうしたらおばさんを連れたおじさんも何やらスマホをいじり始めて、おばさんに「ここに座れ」って。
発車時刻をとうに過ぎてるのに指定席取れるんだ。
ていうか、男としては見習いないなあと思う二人でした。
ということで、12時運転再開予定とアナウンスされていましたが、予定より早まって11時15分過ぎに運転再開。
まずは隣の「のぞみ」から。
ダイヤは混乱してるけど順番に発車して行くのですね。
熱海の次は小田原に停車。
ここで2本抜かし。
ここまではよかったんだけど新横浜の手前で止まっちゃいました。
つまり渋滞中なわけで、「この電車の前に4本の電車が新横浜駅に入るのを待っています。」って、アナウンスは的確なんだけどどうにもならんのです。
ネットもつながらないし。
ということで、なんで広島の大雨で全線止めちゃうんでしょうかね?
もう少しBCPを考えた方が良いと思いますが。
まぁ、BCPの中の業務再開フェーズ的には全線止めちゃった方が楽だし、比較的スムーズな運転再開ができたとは思いますが。
車掌さんの車内アナウンスも的確で丁寧なんだけど、完璧すぎて取り付く島もないという感じかな。
1列車に1000人以上乗ってるから、数人のクルーではどうにもなりませんから、そういう点では「いちいちご意見はお聞きしません」となるのでしょうけどね。
そして、大きな混乱もなく。
だとすればこれでいいのでしょう。
でも、なんとなく、その場に遭遇した1利用者としては、そういうカスタマーサービスは「感心しないなあ」という印象を持ったのであります。
現場の皆様、本日はお疲れ様でございました。
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