車両の定期検査

鉄道車両にはいろいろな検査が義務付けられています。

 

これは車両の性能を維持し、安全性を確保するためのもので、自動車で言うところの車検や法定点検と同じものです。

 

 

現在、新型車両のいすみ350形が1両、重要部検査と呼ばれる数年に一度の検査に入っています。

学校が夏休みの期間中は通学輸送の増結もお休みになりますから、その間を狙って計画的に修繕をしているのです。

 

 

車体を持ち上げて台車を抜いて、整備工場へ検査に出しています。

 

この車両を持ち上げるリフト。

以前にいすみ鉄道に勤務されていらした国鉄上がりの大ベテランの方が、

「このリフトは佐倉機関区から持ってきたんですよ。」とおっしゃっていましたが、C57や8620の検査に使われていたかもしれないと考えると、お宝ですね。

その大ベテランの方は佐倉や新小岩で蒸気機関車に乗務されていらした経験をお持ちでしたので、いろいろなお話を聞かせてくれたものです。

佐倉機関区で長年使用されていたリフトとなれば、いすみ鉄道は歴史の宝庫。宝物があちこちに眠っていると私は思います。

 

 

台車を抜いたあとの床下はこんな感じ。

私にはよくわかりませんが、メカに関心のある方なら興味深いのではないでしょうか。

 

 

その台車が整備工場から戻ってきました。

新品のようにピカピカです。

数日前の撮影ですか、こういう台車の姿もなかなか見ることができないと思いましたので、シャッターを切りました。

 

模型鉄の皆様、どうぞご参考にしてください。

 

明日は8月31日。

夏休み最後の日ですね。

 

登校の準備はできましたか?

いすみ鉄道の車両も検査を終えて準備万端です。