あと1日

現在大井川鐵道の本線は倒木危険樹木の伐採のため9日から運転を見合わせております。

予定は13日まで。
あと1日です。

駅構内は列車が走らないため静かです。
でも、構内ではこの運休期間を利用して入換訓練や連結訓練、手順確認など、普段できないことをやっています。

おそらくこうやって全区間で列車を止めて倒木処理作業をするのは初めてのことですが、その理由は安全確保です。
私が着任してから何度か倒木で列車が止まることがありました。
木が伸びて来て雨が降ったり大風が吹いたりするといつ倒れてくるかわからない危険個所が数か所あります。
観光のお客様を乗せて走っているときに駅間で列車が停止するようなことがあると、トーマスのお客様などはちびっ子の家族連れが多いですから、大変なご迷惑をおかけします。
なので、あらかじめわかっているところは処置をしておきましょうと考えまして、昨年の秋ごろから検討してきました。

そうこうしているうちに雪国の鉄道で倒木にぶつかって列車が転覆する事故も発生しました。
施工力が限られるため危険個所を一度に全部やることはできませんが、今のこの時期は高校生の通学輸送がほとんどありませんし、樹木も活動前ですから、優先順位を付けて今年は150メートルほどの区間の処理を行っています。
おそらく来年以降もあと数回こういう処理を行っていかなければならないと思いますので、数年かけての工事となりますが、一つ一つ危険性を除去していくことが必要だと考えています。

現場はこのような場所です。
上は作業開始前で、下は作業が始まってるところです。
架線の上を覆っていた樹木が少し刈り取られているのがわかります。

一度に全部はできないので、危険木を伐採しています。
足場が悪く大型重機も入れないのでかなり苦労しているようですが、とりあえず今年は明日まで作業を行います。

列車の代行バスです。
いつもはSLや電車を運転している運転士さんが車掌さんとなってお客様をご案内しながら走っています。

5日間も列車を運休させることは経営的にはつらいものがありますが、これからの桜の季節、そしてゴールデンウィークに向けて、安全点検をして万全の態勢で臨むことが私たちの使命だと考えています。

あと1日。
ご利用予定のお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞご協力いただきますようお願い申し上げます。