すでに列車内での告知、駅での告知、ホームページでもお知らせしておりますが、大井川鐵道の本線は3月9日から13日までの5日間、全線(金谷ー川根温泉笹間渡間)で列車の運転を取りやめます。

沿線の樹木が列車の運行を支障する事例が多くなってきているため、学生さんたちが少なく、桜のシーズンが始まる前のこの時期に、列車を止めて伐採作業を行います。
線路での作業というのは、終列車の通過後に足場を組んで段取りをして作業を開始し、始発列車が通るよりも前に足場を撤去して作業を終了します。
これは実に非効率的で、費用がかかる割には作業が進みません。
私はおととし2024年の夏から1年間ほど沿線の支障木の様子を見ていましたが、夏から秋にかけて、大雨の時や風が強い時に線路に木が倒れかかって列車の運転を取りやめて撤去する事例が7~8件発生しています。

そこで、一番影響が少ない時期に思い切って列車を止めて、徹底的にやってやろうと考えました。
そして、昨年の秋から計画を立てて、どの区間から始めようか考えてきました。
というのも、自社ではとてもできず、かと言って地元の事業者にお願いするとしても施工力がありませんからとても1度じゃ無理な状況なので、とりあえず今年はこの区間。来年は次の区間と、おそらく4~5年かけてやらないと完了しないと思いますが、とりあえずスタートすることに決めました。
これが昨年の11月ごろの話です。
そうしたら1月に秋田内陸線の事故がありました。
豪雪地帯の秋田と静岡県では環境が全然違いますので一概には言えないのですが、倒木に列車が乗り上げて、そのはずみで反対側の谷へ列車が転落するという痛ましいものでした。
大井川鐵道は列車の運転速度が遅く、乗務員も危険個所をよく知っていますから、今までも倒木の手前で停止していますが、危険性があるのなら排除しなければならないと私は思います。
そこで、そろそろ対策を立てないと将来的に危険になる可能性があると指摘されている場所から始めることにしました。

ということで、当日はバス代行となります。
ご旅行を計画されていらっしゃる皆様は、十分にご注意ください。
シーズンが始まる前に、安全対策です。
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