友あり、遠方より来る

札幌から友人の大熊さんがいらっしゃいました。

今日はトーマスにご乗車いただいてご満悦のご様子でした。

大熊さんはもう10年以上前になりますが、北海道観光列車会議の頃からのお付き合いで、今のロイヤルエクスプレスの土台となる道内一周の観光列車を一緒に組み立てた方。
つまり、観光列車のプロであります。

そのプロフェッショナルな大熊さんの目で大井川鐵道のトーマスはどう映ったのでしょうか?

「スタッフの皆さんにやらされてる感が全くありませんね。本当に皆さんおもてなしに心がけていますね。」

うれしいお言葉をいただきました。

というのも、私もそうですが、お客様というのは「やらされてる感」があると敏感に気が付くからです。

どんなにマニュアル通りのそつのないサービスや接客対応しても、やらされてる感があるとなんだかコンビニやファミレスのように感じてしまいます。

それよりも多少失敗してもいいから、自分たちで考えて実行しているところに目が留まるのです。

大熊さんからのお褒めのことばは車内販売のやり方、ホームでの立ち売りアイスクリームの売り方、売店での接客などに高い評価をいただきました。
確かに、田舎っぽくって、洗練されたサービスではありませんが、大井川鐵道は50年前から観光列車をやっているので、やっぱりサービス精神が浸透しているのかもしれません。

その大熊さんですが、実は本来の目的は昨日行われた島田マラソン。
煙分補給のTシャツを着て島田マラソンを完走しました。

そう、島田マラソンも全国からお客様がいらしているのですね。

で、もっとすごいのは実はおととい札幌を出て大阪へ飛んで、京都で開催された種村直樹先生の感謝の夕べに参加されていらっしゃる。

レールウエイライターとして多くの著書がある種村直樹先生(と言っても若い方は知らないと思いますが)の門下生の皆様方が先生を偲んで集まる会だそうですが、札幌から京都で行われたその会に参加されて、その足で静岡へ来て翌日フルマラソンを完走し、今日は大井川鐵道のトーマスに乗って、静岡空港から午後の便で札幌へお帰りになったのでした。

すごい行程でしょう。

でもね、観光のプロというのは、このぐらいはふつうにやるものなのです。

私もやりますけど。
ただし、マラソンは走りません。

私は明日は岡山日帰りで、戻ってきてから静岡市内に泊まります。

今週も忙しいスタートです。

大熊さん、遠いところをお越しくださいましてありがとうございました。

北海道の友人の皆様方にどうぞよろしくお伝えください。