上越の一番の思い出

昨日、UXテレビのインタビューで、この5年間で一番の思い出は何でしょうかと尋ねられました。

いろいろな方々と出会うことができて、たくさんの思い出ができました。その中にはこれから先もずっとお付き合いさせていただきたい人が何人もいらっしゃいますが、そういう個人的なことは横に置いといて、やはり一番の思い出といったらこれでしょう。

2021年1月の大雪です。
1月8日に降り始めた雪は4~5日間連続で降り続きました。


▲1月7日の直江津駅です。


▲1月8日です。雪が降り始めました。


▲1月10日です。


▲1月11日です。電車の屋根の雪が耐えきれなくて落ちていますね。


こうなってくると、ひょいひょいと反対側のホームへ歩いて渡れるようになりました。


駅もさすがに閉店ガラガラ。シャッターを閉じてしまいました。


これが皆さんご存じの直江津駅ですよ。
直江津で2メートル、高田で2メートル50センチでした。

70歳以上の地元のお爺さんたちが「こんなに降ったのは見たことがない」と口々に言われていました。
それほど貴重な体験をさせていただきました。


結局6日間電車が止まりましたが、雪が止んだらスタッフ総出で電車を掘り起こしてホームの雪かきをしました。


6日ぶりに動いた開通一番列車です。
この時はまだ道路がダメでしたので、鉄道が唯一の交通手段とあって開通一番列車にこんなに人がってきました。

大学入試の共通テストまでには何とか間に合わせることができましたけど、今思い出してもすごかったなあ。

正直申し上げて「上越の皆さんは何でこんなところに住んでいるんだろう?」と不思議に思うほどでしたが、今になってみると、離れたくない気持ちが強くなってきていますから、雪が降ろうが当然住みますよねという考えになってきているから不思議なものです。

このころはまだ観光急行もレールパークもありませんでしたから、今いらしている皆様方は驚かれたと思いますが、私が人生初の大雪体験をしたのが上越の一番の思い出でしょうか。

お世話になった皆様お一人お一人にはご挨拶できませんでしたが、本当にありがとうございました。

これからもえちごトキめき鉄道をどうぞよろしくお願い申し上げます。